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ガスの小売り自由化でガス代は安くなるのか

2016年に行われる電力の小売り自由化の翌年の2017年にガスの小売りも自由化されるのはご存知ですか?電力に関してもガスに関しても自由化によって価格競争が行われ、消費者が安くライフラインを手にすることができる、ということが期待されますが、実際期待通りになるのでしょうか?

今回は都市ガスの自由化をすでに行っているイギリスの状況を例にみなさんに紹介したいと思います。

イギリスのガス自由化

1998年にガス事業、全面自由化。

イギリスのガス事業はもともと全国で1000以上あった事業者が12の事業者に統合国営化し、その後全国を英国ガス公社が統括する1社体制にしました。国営体制の下、全国のガスネットワークをコモンキャリアした後、英国ガス公社の株を民間に放出するという形で民営化し、その後許可事業制の新規参入制度を導入して市場を開放しました。このような流れでガスの小売りからすべてを自由化しましたが、結果として現在、イギリスのガス代は上がり続けています。

それ以外の国のガス自由化

イタリア 2003年全面自由化

スペイン 2003年全面自由化

ドイツ 1998年全面自由化

フランス 2007年全面自由化

以上の4国もヨーロッパの中でガスの小売りを自由化している国の代表国ですが、いずれの国もガス代は上がってしまっています。

日本のガス自由化は…?

日本のガスは国が値段を決めて販売している都市ガスと企業がそれぞれ値段を決めているLPガスの2つが家庭に供給されています。日本で販売されているガスの平均値段は都市ガスが162.85円、LPガスが303.33円と価格差はなんと1.86倍にもなります。

同じガスではないので一概に言えませんが、小売りの自由化が必ずしもガス代を下げるという認識は改めないといけないかもしれませんね。

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