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プールで注意したいこと

暑くなると水泳や水遊びがをしたくなりますよね。公立の小学校などでは校内のプールを生徒向けに開放しており、夏休み中は毎日プールに行くというお子さんも多いと思います。先生が監視してくれているので、親としても安心ですよね。

消毒と清掃に使う薬剤で塩素ガスが発生!?

プールで使用される薬剤が原因で危険な事故が発生する可能性があるのをご存知でしょうか?東京消防庁などが危険性を訴えているのですが、消毒に使う薬剤と、清掃に使う薬剤が混ざってしまう事により、人体に大きな害を与える塩素ガスが発生してしまう事があります。これは、プールの水を殺菌する際に使われるアルカリ性の次亜塩素酸ナトリウムと、水に混じったゴミなどをまとめてろ過しやすくする酸性のポリ塩化アルミニウムを操作の手違いなどで混ぜてしまう事が原因です。

これらの薬剤は、どちらもプールの水を循環させるポンプ室内で使われることが多いため、薬剤を補充するタンクを間違えるなどのミスから塩素ガスが発生し、吸い込んでしまった教師が中毒症状を起こしてしまいました。

塩化ガス

塩素ガスが発生してしまったら・・・

この薬剤の誤投入による塩素ガス発生事故は、日本中で起きており、毎年プールの時期になると報道されています。もしプールに入っているときにこのような事故が起きてしまった時はどうすれば良いのでしょうか?

塩素ガスは強烈な臭いと刺激があり、もし吸い込んでしまうと呼吸もできなくなる上に、粘膜部分に強い痛みを感じます。応急手当としては、付着した部分をすぐに水で洗い流すことが大切です。また、吸い込んでしまうと肺の内部で炎症が起きてしまい、肺水腫などが起こります。自力で洗浄しても全く安心できませんので、すぐに救急車を呼び、病院で医師の治療を受けてください。

塩素ガスは空気より重い

このようなミスをしてしまうと、自力で対応しなければいけないと考えがちですが、塩素ガス相手では一般的な装備や道具では全く対処できません。プール設備のメンテナンスを行っている業者や、最寄りの消防署に連絡し、薬剤の混合によってガスが発生したと伝え、対処をお願いしてください。ガス発生の危険がある場合、発生地点の確認は行ってはいけません。

塩素ガスは空気より重いため、室内の床付近に溜まっていることがあります。そのため、臭いを感じなくても室内には塩素ガスが発生している可能性があり、不用意に室内に入って歩き回ってしまうと、空気がかき混ぜられて塩素ガスを吸ってしまいます。もし薬剤を違う場所に入れてしまった場合には、すぐに消防や業者に連絡をしてください。

塩素ガスの疑いがある際はすぐに専門家へ

また、塩素ガスが漏れる事によって屋外でも被害が発生する危険がありますので、プール施設内にいる利用者もすぐ避難させることが大切です。消防なら塩素ガスを防ぐゴーグルやマスクを持っていますし、対処法も良く知っているので安心なのですが、業者に依頼した場合、経験不足からくる二次災害が起きてしまう可能性があります。ガス発生後の処理を業者に依頼する場合には、作業者が塩素ガスの対策を理解しているかどうかを監視する必要があります。施設側でも処理作業時には監督者を配置し、もし作業員がゴーグルやマスクをせずに施設内に立ち入ろうとした場合にはすぐに中止させましょう。

医者 

薬剤の混入によるガスの発生を出来る限り防ぐには、使用する薬剤が入ったボトルと、薬剤を投入するタンクに同じ色のテープで目印を付けたり、タンクの投入口に一目でわかるようなマークを付けておくことが大切です。学校のプールなど、専門の管理者を置きにくい場所の場合には、液体式の消毒剤を使用せず、プールに直接投入できるタブレットタイプの消毒剤を使用したほうが安全です。

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