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大手都市ガス業者赤字に転落

赤字

大阪ガス純利益が前年の約半分に

 大阪ガスが28日に2016年4~6月期の連結決算を発表しました。純利益が前年同期比48%減の269億円です。都市ガス原料のLNG(液化天然ガス)価格の下落が安定してきた半面、都市ガスの単価は下落して採算が悪化してしまいました。

6億円の赤字

 また、電力事業も小売り参入の投資がかさんだこともあり、同事業は6億円の赤字に転落しました。なお、前年の同期は44億円の黒字でした。

 大阪ガスの売上高は19%減の2763億円でした。その反面、総ガス販売量は関西電力の発電所にガス供給を始めてから、5%増えました。

電力事業も赤字計上

 都市ガスだけでなく、大口向け電力の価格も下がってしまったのが事実です。

 今年の4月に参入した電力小売り市場の顧客数は今月27日時点で、申し込みベースで約17万件獲得しています。しかし、顧客管理システムの導入費があり、初年度は赤字となる見通しになっています。

大阪ガスの料金プランを解説!

西部ガス、被災の影響で赤字に

 西部ガスは28日、平成28年4~6月期の連結決算を発表しました。熊本地震に伴うガス販売量の低下などでが響き、売上高は18・2%減の401億円となりました。被災した設備の復旧費として36億円を特別損失に組み込んだことから、最終損益は6億円の赤字という結果になりました。

減収減益

 西部ガスは平成19年度以来となる第1四半期としての減収減益でした。販売量の減少につながった理由としては、熊本地震の影響でガスを使う工場や商業施設の停止があったことが考えられます。

 通期の業績見通しは、売上高が前期比9・7%減の1720億円を見通し、最終利益は74%増の39億円を見込んでいます。

 西部ガスの酒見俊夫社長によると、今後も震災の影響は続くことが考えられ、通期も水準としては厳しい状況にあり、下期に向けて、需要拡大策を打っていく次第だということです。

西部ガス特別損失36億円を計上


 

都市ガス販売実績

 日本ガス協会が27日に発表した203事業者の6月の都市ガス販売実績は、前年同月比1.3%増の27億300万㎥でした。先月に続き2カ月連続で増加傾向にあります。大阪ガスが工業用で新規開拓を進めたことが需要を押し上げた要因に考えられます。

 今年の平均気温が前年よりも低く推移したことから、家庭向けでは給湯需要が増加しました。

今年の特殊な気候が影響した

 家庭向け販売では、前年同月比3.8%増の5億3800万立方メートルでした。それとは反対に平均気温が低かったためか、商業用では空調需要が減少し、同1.8%減の3億700万立方メートルでした。また、工業用は6月としては過去最高となる1.3%増の16億7400万立方メートルにのぼりました。地域別で見ると近畿や東北の需要増が目立つ結果となっています。

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