ホーム / 豆知識 / 知っておこう!ガスエアコン

知っておこう!ガスエアコン

ガスエアコン

ガスエアコン

エアコンといえば電気で動くイメージを持たれがちですが、実はガスで作動するエアコンもあるのです。

もちろん暖房だけではなく冷房機能もあり、現在では「吸収式(ガス吸収冷温水機)」と「GHP(ガスエンジンヒートポンプ」の2種類があり、室外機のコンプレッサーを動かす原動力としてガスが使用されます。ガスによるエアコンというよりも空調機として使用されていて、家庭用ではなく電力の消費量が大きい施設や大企業で導入されているようです。

家庭用のガスエアコンはあまり見かけず、現在のガスエアコンの主流は業務用の物が販売されています。業務用のガスエアコンの種類は、天井カセット型、天井埋め込み型、天井吊タイプ、壁掛タイプ、床置タイプなどがあり種類も豊富です。

東京ガスのガス冷房で節約する

ガスエアコンのメリット

ガスエアコンのメリットの一つが消費電力が電気空調(EHP)の約5%で済む事です。これによって、とくに企業は夏場のピーク時に使用量をオーバーして停電してしまうなどのトラブルを回避することができます。企業への節電要請や、電気料金値上げ等の状況の中で電気料金を安く済ませれます。節電に貢献できるという事です。

節約・節電につながる

 電気代の代わりにかかるガス代ですが、省エネ性が追及されたガスエアコンなら電気空調(EHP)に比べても安くなる可能性があります。ガスと電気のエアコンの光熱費を比較した場合、冷房よりも暖房で差が出るのです。電気エアコンは、冬の寒い時期になると霜取り機能が働き、自動的に運転を一時停止してしまいます。その為に室温が下がり、運転を再開するまでに寒さを我慢しなくてはなりません。

 もちろんその間も電気は消費されていて、運転を再開した後は下がってしまった室温を上げる為にフル稼働することになり、電力を消費することになります。

ガスエアコンはランニングコストが安い!

 しかしガスエアコンは都市ガスの場合は輸送ルートが確立されていますので、燃料の安定した供給が可能です。コンプレッサーを持続して稼働させることができ、一定供給ですので途中で止まらず、効率良く部屋を暖められるので空調費も節約できるというメリットがあるのです。

 部屋の温度を下げることがないので、ガスの使用量にムラも生じず、暖房能力に優れていて、電気空調(EHP)に比べ立ち上がりが早いので、素早く室内全体を温めます。この為にガスと電気のエアコンを比較すると、ガスの方が多少ランニングコストが安くなります。

省エネ法に合った製品

 
 また、国が推進する改正省エネ法では、工場事業場を対象にして、ピーク時間帯に工夫して省エネに努める電力ピーク対策があります。ガスエアコンを利用することで、e空調にかかる電力を約5%に抑える事ができます。また省エネ法では空調設備等の熱源の変更も示されていて、ガスエアコンはそれに合った製品である事が言えます。

受変電設備が必要なし

 大きな施設でエアコンを導入する場合、電気だと受変電設備が必要になりますが、ガスの場合はその設備は必要ありません。設備工事の費用が必要ないので節約に繋がり、場所も取らないのでダブルでメリットとなります。広い面積でエアコンを使用する程光熱費を節約することができるので企業にとっては大変お得です。

 また、個人にとっても利点があり、賃貸物件でガスエアコンが導入されている場合、大家さんが一括で管理を行っています。ガス会社と契約の際にお得な料金を提供して貰っていることが多く、それだけガス代も安くなるのです。

環境面のメリット

 さらにメリットとして環境面の事が挙げられます。ガスの主エネルギーは天然ガスで、CO2排出量が火力発電などに使う石炭に比べて60%で済み、その他の窒素酸化物などの排出量もさらに低く、ガスは環境にやさしいエネルギーである事も言えます。
ガスエアコンのデメリット

ガスエアコンのデメリット

 メリットの多いガスエアコンですが、まだ一般的に普及してないのも事実です。そこにはいくつか理由があるようです。まずは、電気によるエアコンよりも初期導入費用が高くつくという点です。ガスの配管工事をする必要があるので、これから建築工事をするならば良いのですが、既にある建物に導入する場合にはある程度費用が掛かってしまうというデメリットがあるのです。

定期的な点検が必要

 次に、ガスを原動力とする為に、一度エアコンを設置してからもエンジンオイルを交換したり、プラグを点検したりと、まるで自動車の様に定期的なメンテナンスが必要となり、手間や費用も高くつきます。ガス漏れがあると爆発など大事故に繋がりますので、安全装置も取り付ける必要があります。

プロパンガス使用者だと割高に…

 また、コスト削減が可能なのはあくまで都市ガスの場合であり、同じガスエアコンでもプロパンガスを使用すると電気の3倍以上もコストがかかってしまいます。大量のガスを使用してエアコンを作動させる為に、本体の騒音に関しても近隣へ配慮しなければなりません。

 
 上記のような多くのメリットが存在するのも事実です。一般家庭ではこのようなデメリットも考慮しつつ、ガスエアコンについて一度検討してみてはいかがでしょうか。最近では電気代を節約できる最新式のエアコンも販売されていますので、それらと比較してみるのも良いかもしれません。

都市ガス自由化の仕組み

次はこの記事

Abstract Business People take the ultimate gamble on their business futures by playing with the Gambling Dice of Fortune. Foolish or Brave.

意外と知らないガスのトリビア

ガスを利用していることは、面白 ...