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西部ガス火力発電所の運転開始を延期

火力発電所

北九州火力発電所の運転開始を延期

 
 西部ガスが北九州市若松区の臨海地に計画しているLNG(液化天然ガス)燃料の火力発電所について、予定していた時期より運転開始を延期すると発表しました。当初の予定は平成32年度の運転開始の予定でした。

 西部ガス社長の酒見俊夫社長は記者会見で、「電力自由化後の状況など不透明な要素が多く、事業環境が整っていない」と説明しました。

最新鋭の火力発電所計画

 西部ガスは26年に運用を始めた「ひびきLNG基地」の隣接地に、最新鋭のガス火力発電所を建設するという計画を立てていました。この計画は平成26年1月に発表されたものです。総出力160万キロワットを目指し、まずは40万キロワット程度の発電所建設に向けて平成30年度に着工する方針でした。

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主な取引先は九州電力

 主な売電先としては、九州電力を想定していましたが、九州電力との交渉が難航していました。

 その背景には、今年4月に始まったばかりの電力小売り全面自由化や、太陽光などの再生可能エネルギーの普及により、電力市場の状況が不透明となったことが要因として挙げられます。

熊本地震と西部ガスの関係

九州電力の電力供給が回復傾向に

 昨年の8月、九州電力川内原発1、2号機が再稼働しました。さらに、玄海原発3、4号機も再稼働に向けた審査が続いています。このように九州電力側の供給力が改善していることがわかります。

 西部ガスの酒見社長は、運転開始の目標時期について、「いつごろかは今の時点では明示できない。協議は継続しており、(事業は)凍結でもいったん休止でもない。採算が取れるのであれば(開始は)早い方がよい。将来的な実現に向け、引き続き検討は続ける」と述べています。

 主要な販売先は、現時点でも変わらず九州電力を想定しています。

 来年4月には電力自由化に続きガスの小売り全面自由化もスタートします。全国の電力、ガス会社はそれぞれの環境で顧客争奪戦を繰り広げていきます。その競争激化の中で、九電と西部ガスの間にも隔たりが広がっているのは間違いありません。

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