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4大都市ガス事業者の基本料金比較

ガス会社は、プロパンガスを提供しているところと、都市ガスを提供しているところに分かれています。中でも都市ガスを提供している会社は、4大会社と言われるところがあり、こうした会社がよく利用されているのです。

都市ガス事業者の料金体系

     

4大都市ガス事業者とは

 この4大都市ガス会社というのは、東京ガス、東邦ガス、大阪ガス、西部ガスの4つとなっています。東京ガスは関東で仕事をしている会社で、東京を中心としています。東邦ガスは、名古屋などにまたがる会社であり、中部系統のガス会社で一番有名になっています。大阪は関西を中心として、大阪に本社をおいている会社です。

 西部ガスと言われても、ちょっとわかりづらいかもしれませんが、これは福岡に置かれている会社であり、九州を中心として事業を展開しています。熊本地震で、この西部ガスを管轄をしている地域は大きな被害を受けており、復旧のために全力で活動しています。

 このように、4大会社というのは、都市圏を中心としている地域に存在しており、東名阪にプラスして、九州の福岡を主体としている地域にあるガス会社が、4大会社に該当するところになります。これらの地域は、都市ガスの提供を引っ張り、多くの契約を持っています。

四大都市ガス

引用:各都市ガス会社ホームページ

     

都市ガスの料金形体は

 都市ガスは、通常のガス会社と若干計算が異なっており、料金形態も変わっていることになります。一般的な基本料金を支払うことは当然になっていますが、これに加えて従量料金が追加されることになり、これを合計したものが料金として支払うことになります。ガスを契約するときには、基本的な契約料金にプラスして、使っている金額分だけ支払うことになります。

 基本料金は、ガス会社によって異なっているので、地域による違いがあります。これに加えて、従量料金をプラスすることになりますが、これは1㎥利用した場合に、どれくらいの金額になるのかが設定されていて、これを使っている量だけ掛け算によって金額が増えていきます。

 これを合計したものが、実際に都市ガスの支払いに充てられている金額になります。支払わなければならない金額が、思いのほか安くなっているのは、従量料金がさほど高いものに設定されていないので、プロパンガスに比べると安価で提供できること、そして使っている量によっては、かなり抑えこむことができる部分があるからです。

4大都市ガス事業者

     

4大都市ガス事業者の都市ガス配給地域

 4大会社は、提供している範囲が決められており、それ以外の範囲に提供することができません。提供しているエリアとしては、東京ガスが東京都と神奈川県、千葉県、茨城県、埼玉県、栃木県、群馬県になります。なお、栃木と群馬は、一部のエリアで利用することができません。
東京ガス供給エリア
引用:東京ガスホームページ http://home.tokyo-gas.co.jp/gas/userguide/kyoukyuu_area.html

 東邦ガスは、愛知県の全域と、三重県と岐阜県の一部となっています。4大会社の中では、一番提供している範囲が小さいところです。中部を管轄しているものの、静岡県は別のガス会社の範囲で、北陸やそれ以外の東海の地域は対象外になっています。
東邦ガス供給エリア
引用:東邦ガスホームページ  http://www.tohogas.co.jp/home/gas-fee/supply-area/

 大阪ガスは、大阪府と京都府、兵庫県を中心としていますが、それ以外にも滋賀県と和歌山県、三重県に供給しています。グループ会社などを利用して、広範囲に展開できているのが特徴です。
大阪ガス供給エリア
  引用:大阪ガスホームページ http://www.osakagas.co.jp/company/about/business/energy16.html

 西部ガスは、福岡県と長崎県、熊本県で供給されています。福岡県は、北九州エリアと福岡都市圏に分かれています。長崎県と熊本県は、一部の地域のみ該当していますが、地震の被害を受けている熊本の地域は、多くが西部ガスの供給エリアでした。
西部ガス供給エリア
引用:西部ガスホームページ https://www.saibugas.co.jp/profile/area/

     

4大都市ガス事業者の都市ガスシェア率

 4大都市ガス事業者は、多くのシェアを獲得しており、2016年の段階で73.5%くらいのシェアを確保しています。この数字は、昨年よりも若干落ちていることがわかっていますが、それでも高い数字となっています。この4つの会社だけで、ガス事業の7割以上も契約を持っていることになりますから、相当高いシェアを持っていることになります。

 それだけ契約が多い理由として、価格が安いことが大きなポイントですし、ガス事業として、都市部では展開しやすいことがあります。東京に名古屋、大阪に福岡と、主要の都市圏は全て範囲に入っているので、多くの契約を取りやすくなります。大口契約もかなり多くなっているので、販売されている量も多くなっているのです。

 このように、4大都市ガス事業者だけでも、かなりの事業を展開できています。それくらい大きな会社であることは間違いありませんし、多くのところで営業ができているので、結果も作られているのです。

基本料金

     

4大都市ガス事業者の基本料金差

 ガス事業者によって、価格は異なっています。一般的な契約で、なおかつ一番安い金額を元に比較していくと、その金額の差はわかりやすいです。契約によっては、更に差が広がることもありますし、もっと安い契約が見つかるかもしれません。

 東京ガスは、一番安い基本料金だと745円で、単位ごとの料金は142.66円です。基本料金だけなら、実は東邦ガスや大阪ガスも同様の料金を採用しています。ただ、単位ごとの料金は、150円以上となっているので、一番安いのは東京ガスになります。なお、西部ガスだけ、基本料金は896円となっており、実は結構高い数字になっています。
 
 ただ、契約できる範囲が変わっている点には気をつけなければなりません。東京ガスは、20㎥までが対象となっており、東邦ガスも同じような基本料金設定です。大阪ガスは、1㎥ごとに追加される形となり、多少方法が違います。西部ガスは、15㎥までと、それ以上で違いがあります。
 
 このように価格という部分では、東京ガスが一番安いです。ただ、それ以外の地域も、それなりに安くできる工夫がされています。

     

自由化後の基本料金の変動

 ガスの自由化は、2017年に実現する予定となっており、他の業者が参入してくる可能性が非常に高いです。電力同様に、ガスの価格競争が起きてしまうことが予想されており、ガス会社は、基本料金の値下げを検討しなければなりません。

 ガスの提供する価格については、現状基本料金が745円程度に設定されていますが、4大会社は、これから値下げを検討していかないと、もっと安い会社が台頭する可能性があるのです。西部ガスのように、地震の影響を受けてしまい、やむを得ず価格に添加しないとだめなけーすもありますが、それ以外の会社は、安く抑えるために契約の見直しを進めなければなりません。

 もし、他の会社がかなり安くて、現状の745円を主体としている金額をすすめるのであれば、契約の状況は変わってしまいます。それを避けるために、おそらく自由化が来るまでには、基本料金を変更するか、安くできるサービスなどで、更に価格を抑えられるようにすることとなります。

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